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"T氏は、 日本で20年、韓国で7年、中国と台湾で8年のキャリアです。 お話の中で驚いたのは、 「結局、今の家電業界は日本人vs日本人なんだよ」ということ。 つまり、韓国系、台湾系、中国系、日系メーカーの..."

“T氏は、
日本で20年、韓国で7年、中国と台湾で8年のキャリアです。

お話の中で驚いたのは、
「結局、今の家電業界は日本人vs日本人なんだよ」ということ。

つまり、韓国系、台湾系、中国系、日系メーカーのライバルと言われる企業には
必ず日本人技術者がいて、
かつては「粗悪品」と言われていた製品を日本人も納得するレベルに指導したので、
ある意味では、日本人が日本人と戦っている構図になるということでした。

90年代から始まった日系メーカーのリストラにより
その恩恵を受けたのはアジアの家電メーカーだったわけです。
(人材の流出=技術の流出)

T氏が強調していたのは
「日本のモノづくりがダメになったのではない」
(それは今の韓国、中国、台湾メーカーを見ればわかります)

「それ以外の分野で負けたのだ。
つまり、マーケティングやセールス、企画にデザイン、、、。
だけど、モノづくりの現場を切ったのが日系の敗因だ」と。

仮にiphoneをバラしても、
中に組み込まれている部品を納めているメーカーで
日本人が関わってない所はない、というくらいその技術力は未だに世界一流であると。

だから日系企業が大赤字を出している中でも、
技術者はしっかりアジアで稼いで感謝されている。

今でもかつての同期や、大学時代の仲間に会うと、
ほとんどアジアの主要大手メーカーが揃ってしまう(笑)。

だから「日本人が負けた」というような報道は嘘で、
本当は「日本の本社が負けた」のだ。
別に現場は負けてなかった。

その証拠に、リストラ後にアジアで活躍するのは
圧倒的に日本人技術者で、本社の幹部社員は滅多にいない。
(せいぜい「顧問」くらい)

アジアの各メーカーには日本人がいて、
モノづくり対決をしているとも言える。”

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アジアの家電業界は日本人対決 - レジャーサービス研究所(東京&上海) - 楽天ブログ(Blog) (via dorelax)


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