“『市民ルース』のドタバタは、この後、テリー・シャイボ戦争で再現される。1990年、フロリダ州の26歳の女性テリー・シャイボが自宅で心臓停止して倒れ（原因はカリウム不足）、蘇生されたものの、酸欠で脳死して植物状態になった。2003年、テリー自身の尊厳を守るため、延命措置を中断したいという夫の訴えが受理され、彼女に栄養と水分を送るチューブが外された。ところがテリーの両親はこれに反対。「人間の命は神のものである」とし、自殺を禁じるカソリックや福音派などの宗教保守グループが両親をかついで、延命を訴え、栄養チューブを再び挿入させた。以後何年にもわたってチューブをつけたり外したりが続いた。”
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