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- 津田大介公式サイト | 町山智浩、『宝島』ゴールデンエイジを大いに語る(津田大介の「メディアの現場」vol.44より)
津田:結局は『宝島』から離れる道を選ぶのですか?
町山:というか「どこかヨソの雑誌へ行け」と言われました。僕が『宝島』で最後にインタビューしたのはエレファントカシマシ [*40] です。『宝島』でのキャリアの最後を締めくくるのにふさわしいというか、象徴的だなと思いましたね。
津田:エレカシはレコード会社に作られた商業ロックとは一線を画す存在だったと。
町山:渋谷公会堂のライブがすごかったんですよ。会場全体に緊張感があって、お客さんはピクリとも動かず音楽を聴いている。ボーカルの宮本くんはそんな観客に対して「お前らつまんねーのかよ!」「黙って聴いてんじゃねーよ!」みたいな罵声を浴びせるんですよ。で、最後の曲を歌い終えた瞬間、マイクを思いっきりステージに叩き付けて退場するんです。マイクの音がガーンとハウって終わり。いやー、最後にいいもの見せてもらいました(笑)。
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