“逮捕後、Xにクサフグを大量に売ったという漁師が現れたことから、警視庁は琉球大学に保存されていたAの血液を、東京大学の協力を得て調べたところ、フグ毒(テトロドトキシン)が検出された。アコニチンはNa+チャネルを活性化させ、テトロドトキシンはNa+チャネルを不活化させる。その後の実験でこの二つを同時に服用するとアコニチンの中毒作用が抑制される、拮抗作用が起こることが判明した。そしてテトロドトキシンの半減期(毒物の血中濃度が半分になるまでの時間)がアコニチンよりも短いため、拮抗作用が崩れたときに、アコニチンによって死に至る。これにより、Xのアリバイは崩れた。”
- トリカブト保険金殺人事件 - Wikipedia
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