Quantcast
Channel: tknr.tumblr.com
Viewing all articles
Browse latest Browse all 12789

"「我々はキャパシティの計画を立てたいんです。」と語るのはT-Mobileのジェイソン・ヤング氏です。「年間の見通しを考えて、TAを出すデバイスは6~12ヵ月前に予定を入れます。そしてそこから逆算してスケ..."

$
0
0

「我々はキャパシティの計画を立てたいんです。」と語るのはT-Mobileのジェイソン・ヤング氏です。「年間の見通しを考えて、TAを出すデバイスは6~12ヵ月前に予定を入れます。そしてそこから逆算してスケジュールを立てます。」そんなときテスト対象デバイスが増えてきたらどうするかというと、そう、優先順位付けです。今市場に出すべきデバイスを検討するんです。ディカルロ氏はこう語ります。

あるキャリアが、一度に評価対象としている電話が30機種、40機種あったとします。そうすると、既存ユーザーも含めると数百機種をサポートしなくちゃいけません。その中で、年末商戦目前に投入する最新機種のテストと、2年前の機種のOSアップデート、どちらを優先するでしょうか?」

その答えは明らかです。キャリアは結局、新しいデバイスを売り続けるビジネスをしているんです。もう売ってしまったデバイスに関しては、一番人気のある機種から手を付けることになります。最小のリソースで最大の顧客満足を得るには、それが一番だからです。要はその方がもうかるってことです。では、このキャリアの都合がアップデートのタイミングにどれくらい影響があるのでしょうか?

「新製品をキャリアにリリースするとき、我々は我々の研究所で6ヵ月間は動いていると言えます。」HTCのバンフォード氏は言います。「長期間かかることもあります」と言うのはT-Mobileのヤング氏で、新しいソフトウェアを入手してからユーザーが使えるようになるまでたいがい3~6ヵ月かかると言います。

チップメーカーによるフック開発、端末メーカーによるカスタマイゼーションはそれぞれ1~2ヵ月、1.5~2ヵ月でした。ということは、キャリアのテストも含めると、Androidがリリースされてから実際使えるまでに単純計算では9ヵ月もかかるってことです。しかもそれは、ある端末について端末メーカーとキャリアがリソースを割く価値があると判断した場合のみ可能になるです。



- Androidのアップデートが「遅い」理由 : ギズモード・ジャパン

Viewing all articles
Browse latest Browse all 12789

Trending Articles