“「DRMは購入者だけを痛めつける」ことを示す新しい事例になった、とThe Digital Readerのネイト・ホフェルダーは書いている(3/16)。海賊版はスキャンで広がり、ユーザーはファイルを失うことはないのに、きちんと払って「利用権」を入手したユーザーには何も残らない。ユーザーに厳しい制限を課しながら、自らは一片の通知で任意にサービスを中止できるという商法の正当性を論証することは常識的には不可能である。おそらくこうした事例は、コンテンツの再販売権訴訟の判決に影響を与えるだろう。いやそれ以前にユーザーからの訴訟が提起される可能性がある。これはGoogle Readerではない。多数のユーザーの権利を奪う、あまりに早い停止は、複数の訴因を想定させる。懲罰的損害賠償も怖い。これは日本が世界に発信したサイト・サービスだけに、一企業の問題ではない。災いを最小限にとどめることだけは忠告させていただく。”
- EBook2.0 Magazine — JMangaサービス停止の波紋
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