ボクの場合、映画化直前に突然、担当編集者さんから「これまでご苦労さん。これからは違う原作者でいくから、君はここまで」ってメールで言われたんだよね。だから編集長に、それは本当なの?どうするんですか?って聞いたら、まったく知らない。結果どうするのか返事下さいっていっても梨の礫。
そうこうするうちに違う原作者さんでどんどん連載はすすむ、映画化の話はどんどんすすむ。「小学館さんとしての方向性を示して下さい」というのに、担当編集さんと、取材者周辺の方々からの懐柔のメールと、先輩で重鎮の作家さんからの懐柔(この方は懐柔するきはない)ばかりで公式見解のないまま。
しょうがないので弁護士さんを通じて内容証明で、公式見解出して下さい。って御願いをしたら、やっと編集長が飛んできて勘弁して下さい。ボクが窓口になりますから弁護士の名前では送らないで。というのでしばらくやりとりしてもやはり話しはすすまず、しょうがないので弁護士名で、小学館社長にお手紙したら、やっと通じるべき所に通じたらしくて担当重役さんがきていただいて、お互いの納得いくように何回か条件を交わし直して集結をみました。今でもパーティに呼んでいただけるし、こちらも小学館さんには遺恨はまったくない。 そういう事もおこるんだよね。弁護士って大事だよ。
その時も、作家のくせに、弁護士を雇って御世話になった版元を訴えるなんて!とか(訴えてない交渉しただけ)恩知らず!とか版元が本気で顧問弁護士立ててきたらアンタの弁護士なんか潰されるばかりか、逆に莫大な損害賠償されるよ!とかさんざん脅されてすごく怖かったけど、こういう事がまかりとおるような漫画界になってはいけない。 漫画原作者はどんなに頑張って成績残しても、編集産が首をすげ替えようとしたら問答無用でいくらでもできるんだ。って事例を作ったら、先輩原作者や、後に続く人たちに申し訳ないと思って頑張りました!
映画化にさいして松竹では第二の寅さんを目指していましたからその利権を持って編集さんが独立を考えていた節もあります。自ら会社の名刺の他に「築地魚河岸三代目プロデューサー」って名刺を作って配ってましたから。色々と計画があってボクが邪魔になったのかも
”- 自分の連載作品の映画化直前に首をすげ替えられた話 - Togetter (via mcsgsym)